PFIってなに?
「PFI」とは、「プライベート・ファイナンス・イニシアチブ(Private Finance Initiative:民間資金主導)」の略。民間企業が資金調達、施設の管理・運営も含めて公共事業を請け負うことで、国と地方公共団体の財政負担を減らし、公共サービスの質の向上を目指す仕組みです。
PFI事業により、予定されていた公共事業の早期実現と、住民サービスの質的向上が図られます。
第3セクターは、公益的な側面を持つ営利事業を実施するために設立される、民間とともに国や地方自治体が出資する法人です。健全なものももちろんありますが、近年リゾート事業や大型開発事業にかかわる第3セクターが次々と破綻に追い込まれ問題化したことは周知のとおりです。PFIと第3セクターの主な相違点は下表のとおりです。
PFI事業のプロセス
第3セクターとの違いは?
第3セクターは、公益的な側面を持つ営利事業を実施するために設立される、民間とともに国や地方自治体が出資する法人です。健全なものももちろんありますが、近年リゾート事業や大型開発事業にかかわる第3セクターが次々と破綻に追い込まれ問題化したことは周知のとおりです。PFIと第3セクターの主な相違点は下表のとおりです。
半田市 | 第3セクター | PFI |
地方公共団体と資本関係 | 有り | なし |
事業の性格 | 会社法に基づき運営 最良範囲大 |
事業契約に基づく運営 最良範囲小 |
事業の領域 | 民間事業の低収益分野、 公益的事 |
公共事業および公益的事業 |
事業の領域 | 有限責任。 損失補填があり得る |
無し。但し、金融機関協議により 発生の可能性有り |
公共の監督 | 株主、役員派遣での コントロール、行政指導 |
直接的な事業契約に沿った請求 |
金融機関 | 公共の信用力に依存 (損失補填契約あり |
事業の信用に依存 (介入権行使可能性) |
事業者リスク管理はどうなる?
第3セクター 事業を進める上で、事故、物価・金利の変動、経済状態の変化や天災など、当初の計画どおりには進まず、多大な損失(リスク)が発生する恐れがあります。
このリスクをもっとも適切に管理できるものがそのリスクを負うというのが基本的な考え方です。
「官」は「民」へリスクを移転しすぎると、リスク負担に見合う費用を増やすことになります。そして、公共と言えども、中央省庁から市町村までさまざまです。自治体の規模に応じたリスク分担をしていきます。あらかじめ、事業における両者の役割を明確にし、すべてのリスクを明文化しどういった割合でどこが分担するのかをはっきりしておきます。官民のもたれあいをなくすことがリスク分担における目標です。
どんな施設が対象になる?
公共事業
道路、鉄道、港湾、空港、公園、水道等
公共施設
庁舎、宿舎等
公益的施設等
公営住宅、教育文化施設(国公立大学等)、廃棄物処理施設、医療施設等
その他の施設
情報通信施設、エネルギー施設、リサイクル施設、観光施設、研究施設等